朝倉さやの本当の魅力はやはりオリジナル曲にある!~ライブツアーに行ってきました。
三連休のラスト、もう数か月前から楽しみにしていた
「朝倉さや 2017年ライブツアー 歌て日本ば、幸せに致し候」
に行ってきました。
山形出身の民謡日本一を二度取った確かな歌唱力を武器に、「訛り歌」で有名になった彼女。今年は初めてのライブツアーという事でとても楽しみにしていました。
結論から言えば期待以上に大満足!初っ端の「River Boat Song」から最後の「東京」まで会場と一体となった素晴らしいライブでした。
今回アンコールの「東京」、なんとマイクも使わずにアカペラで披露!圧倒的すぎるその歌声に泣いている人も多数いました。
聴いた人を泣かせる歌というのには大きく分けて二種類あると思うんです。
一つは歌の歌詞に共感して泣いてしまうタイプ。
もう一つは歌声そのもののパワーに圧倒されて泣いてしまうタイプ。
受け取り手にもよるので一概に言えないけど、彼女は後者の方が多いんじゃないかな?と思います。
圧倒的な歌唱力だけではなく、「歌手になる!」という強い意志だけで上京し、自分で道を切り開いてきた彼女の作る歌には、その想いが必ず載っているんです。
楽しい歌には楽しい事や、「東京」のような自分がモデルの歌にはその当時の想いが。
テレビで歌う時はどうしても訛り歌が多く、彼女の歌のメインがそれだと思っている人も多いんじゃないでしょうか?でもやはりシンガーソングライターである彼女の真の持ち味は、オリジナルソングにあるんです。
ライブ後の物販で未だに多くの方が手に取る「東京」、そして今NHKの「みんなのうた」で流れている「そのままの笑顔でいて」は、特に歌詞が凄くいい(もちろん他にも多くあり書ききれない)。
ライブに行くと、その歌詞に彼女の想いが乗っかって聞こえてくるんです。まるで言霊のように心に届いてくる。
多くの人が泣いていたのは、おそらくその想いの影響じゃないかな。なので本当に多くの人に聞いてほしいと思います。
先ほども書きましたが、7月まで「みんなのうた」で「そのままの笑顔でいて」が放送されています。YouTubeでも公開されているので、ぜひぜひ聞いてみてください。
日本企業での年齢層の考え方について
私が働いている会社もそうですが、ここら辺の地域では、ここ数年目に見えて昇給したとか景気のいい話は全く聞きません。
そしてもう一つ問題は、働き手の不足もじわじわと来ているという事。最近よく聞く話なのですが、かなり目立ってきてます。特に生産業だとはんだ付けができる人がかなり減ってます。これがかなり深刻で、はんだ付けができないために仕事が遅れる事態が相当増えているのです。
これが営業である私にとっては非常に辛くて、顧客の指定納期を守れないところか大きく遅れてしまってお詫びをする際の言い訳にもならない。
でも顧客とすれば「なぜこんなに遅れるのか?(そりゃ2か月も遅れりゃそう聞きますよ)」と理由をしっかり聞いてくるわけで、そのストレスたるや…
それならはんだ付けができる人を増やすとか、練習させれば?と思うのですがこれが思うように進まない。
なぜかというと単純に「技術を勉強してもらう年齢の正社員がいない」のです。
その上ベテランの方々がどんどん定年になっていくので本当に技術者がみるみる減っていくわけなのです。ここ数年は辞める人がかなり多く、入社する人が2~3人。これでは完全に補えない。
それなのに会社としては新入社員や中途採用をほとんどとらないんですよ。費用対効果がわからないとかで。
じゃあ仕事の効率化を!と思うのですが、実はそれすらしない、というのが実情です。設備はもちろん、SEを雇ってシステム化とかすればいいのに未だに人海戦術で対応しようとする。でも、今の仕事内容は最早人海戦術では対応できないくらい面倒になっているんですよ。それでミスがおき、怒られなくていいことで怒られるという事態がよく発生しています。はっきり言って、このやり方ではすでに破綻しているんです。
どうしてこうなったのかな~?と考えていたのですが、会社でいろいろな人に話を聞いてみて何となくその原因がわかりました。
あくまで私の考えですがまとめてみます。
今の経営層や部長クラスの年代は高度成長期の薫陶を受けた世代で「根性で頑張ればそれで良くなる」という根性論真っただ中で仕事をしていた世代。
この世代は集団就職で、金の卵と言われた世代なのですが兎に角大量生産などで大量の仕事をこなしていた世代。辛い仕事をこなせばそれだけ収入になるし、世の中が成長していったので年々給料も上がっていった。
つまりこの世代は「がむしゃらに頑張れば成果が出る。今の若者は努力が足りない」という世代。とにかく根性論で「いいからやれ」「とにかくやれ」と言いがち。これの薫陶を受けたちょっと下の世代も多分同じ感じなことが多いと思います。
その下の世代で、今課長、部長クラスになっているのはバブル期に入社したあたりが多いと思います。何をやってもうまくいって給料もうなぎのぼり。ぶっちゃけ仕事がおざなりでもガンガン給料が上がった世代なのでおそらく今でもそれなりの給料をもらっているはず。
で、仕事はそれなり(当然ガンガンやっていた人もいますが)の人もいるので、正直言って仕事内容と給料が見合ってますか?という人もけっこう見受けられます
そしてその下の世代。バブルがはじけた後なのでそもそも正社員が少なく、派遣社員とか非正規雇用が多いんです。そして給料もかなり控えめ。正直言って「がむしゃらに頑張っても報われない」世代。安い給料でこき使われているといってもいいでしょう。
ここが問題で、「頑張っても報われない」んです。かなり言われているように、そもそも正社員が少ない。非正規から正社員になるのはかなり狭い門になっているんです。
実はこれ、この世代だけでなくて会社にとっても大きなマイナス。「技術が継承されない」ことが非常に多くなってきており、すでにロストテクノロジーになってしまっている会社も多いのでは?
そしてここの世代は賃金がかなり抑えられている印象が強いです。どれだけ頑張っても給料が上がらないためモチベーションが上がらない。
更にいろいろ改善案を出しても、上の世代が理解できない為取り入れてもらえません。書類をクラウドで管理とか、タスク管理をネット上でといっても「会社のサーバーで管理している」とか、「メールで管理しろ」とか。それじゃもう効率が悪いのに…
そうやってどんどんモチベーションを下げられ、気が付けば辞表を出すのではないでしょうか?
もちろん元気な企業もあります。そういう企業は得てして「トップが常に勉強をしていて、考え方を進化させている」のです。様々な企業を見てみましたが、これは共通しています。伝統を守っているようでちゃんと今に合わせているんです。
既に時代はグローバル化しているため、日本企業のやり方と考え方で通用しなくなっています。この事実に気が付かないとおそらくその企業は今後数年間のうちに倒産まではいかなくても、大幅に縮小される可能性が大きいでしょう。
反対に変化しなければ未来がないと気が付いた企業には人が集まり、より成長していくのではないでしょうか?
人手不足での働き方と、対価について思う事
ちょっと前に話題になりましたこのニュース。
ファーウェイは中国の通信機器大手なのですが、さすがに初任給で40万円というインパクトに驚いた人もたくさんいます(当然私もその一人)。
日本の一流企業の約2倍ですからそれも当然。これは完全に日本が中国に抜かれた証拠に他ならないのですから。
記事を読むと更に衝撃の事実が。これはグローバルスタンダートに合わせただけの額だとか。
つまり「世界では当たり前」の事で日本人は大騒ぎしているのです。
確かに今後の世界で必要であり、伸びしろも大きな業界なので、人材確保の初期投資だと思えば安い物でしょう。そしてそれすら日本企業はできなくなっている、という事が衝撃でした。
正直な感想として、これからの日本企業はこれまでとは比較にならないくらいの速度で変革が求められ、対応できない企業はどんどん衰退して淘汰されていくだろうな、と思いました。
少し前までは会社の寿命は30年、と言われていましたが、最近は18年なんだとか。この数字は今後どんどん短くなっていくでしょう。それだけ世界の変化が速くなっています。
多くの方が理解している通り、インターネットの登場、そしてスマホの普及によりとんでもない速度で世界は変わりました。
おそらくこれほど急速に普及した端末はないのでしょうか?そしてこれほど世界を変えつつあるデバイスも。
人口減少が始まった日本では、これから少子高齢化の加速化が進み、働き手は少なくなります。都心部や地方でも一部の企業で人材確保に力を入れていますが、まだまだぴんと来てない企業も多い印象です(私が働いている会社もそうです)。特に東北地方は人口流出が止まらない傾向があり、じわじわ働き手の不足は進んでいます。
地方の経営者の年代から考えると、高度成長期、大量生産時代の考えのままで経営していて、まだまだ働き手はたくさんいる、という企業が多いのかな?と思ってます。
当然若者は最新の情報をいろいろと持っているし、大学で研究や勉強した事を生かしたい、と思っても地方では生かせないので東京や大都市、海外に行くというパターンが多いのです。
そんな考えと現実の剥離で、不況を理由に給料の据え置きをして低賃金のまま。これでは余計に人材の流出は止まりません。
そんな中でいろいろと働き手を確保しようと変化している企業は、元気なところが多いです。どんどんチャレンジをして、失敗したら分析をし、次に生かす。
「リスクを取らないのが一番のリスク」とはよく言ったもので、本当にリスクを取らない会社は弱っている印象が強いです。
正直私もいい歳ですが、若い人にはどんどんチャレンジしてほしいと思います。企業するもいいし、そもそも「働く」という事の考え方そのものを今までから変えてほしいと思っています。
つらい思いをして働くようなところはすぐに抜け出す方がいい。仕事が生活に優先するような社会はそもそも異常なのですから。
個人の意思を無視してはいないか?
先週ちょっとにぎわったこのニュース。
週刊ジャンプにエロ漫画的なカットが乗っており、それを見た女性弁護士の太田敬子さんが「息子にはジャンプを読ませない。皆さん抗議を!」と言ったとか。
でもジャンプ読ませないっても不可能だよね?コンビニで立ち読みできるし。ずっとついているのも無理でしょ。
それに、息子さんが女性に興味があるのかどうかがポイントだと思う。興味ない歳なら全くスルーするだけだし、興味があるのならもう今の世の中こんなもんじゃない動画がそこらへんに転がっているのだから、遠ざけようとしても無駄ですよ。
それに、「見せたくないもの=排除」。この流れ、そろそろやめません?
そもそも「なぜこれがダメなのか?」と言う論争が完全に抜けているし、一方的にただ「親だから」と言う理由で子供の権利を奪うのは間違っている。
良いものだけでなくてたまには毒食わせないと耐性ができないのです。これが問題で、いきなり見る性的なものがAV(無修正)と言う子供だって多いのでは?そうなるとそれが基準になってしまう。それが原因でのトラブルが実はかなりあると言う事は知られていない。
日本ではセックスとお金のことはとにかくタブー視されていて、ろくに教えないまま大人になることが多い。でもこの二つは人が生きるために絶対無視できない事です。
例えばスウェーデンではきちんと子供のころ(一桁!)のころからきちんと性教育をするそうな。きちんと正しい知識があるから、60代でも週3回とか普通なんだって。
これが単にいやらしいと言う事ではなく、「コミュニケーション」として認識されているし、なので当然相手が嫌がることをしないし、愛してる、と言う表現をするので年配でもとても仲がいいらしい。
お金に関しても、海外では「企業の仕方」を教えたりしているんだもん。そりゃ日本が存在感無くなっていくのあたりまえですよ。
つまり日本の倫理観ってのは国際的にはすでに古くて使い物にならない、と言う事になる。この認識をいい加減変えないと、どんどんおかしなことになっていく。
それにしても、いつからこんなに「見せたくないものは禁止しろ!」となったんだろうね?そのせいかテレビがつまらないと言われて久しいし、CMでも「CM上の演出です」とよく表示されている。なんか見る側の知性がないんでしょ?と言われているようで…
そもそも日本ってつい最近までは性に対してオープンだったんだよなあ。江戸時代とか、明治大正、昭和まで夜這いの習慣があったり。
そりゃいつでもだれとでも、ってのはマズいけど、きちんと議論をするってのはとても大切ですよ。
実は20年以上前からの課題です。
この間のテレビでこんなことがあったようで。
ベテラン声優陣の意見に対しては賛否両論あるみたいです。でもこれ、実は20年以上前から業界では言われていた点で何も最近出た問題ではないんです。
20年以上前のテレビで、故内海賢二さんが養成所を出たばかりの声優に対し、「そんな演技じゃこの業界で生き残れない!」とマジ説教して泣かせるということもあったくらい。
養成所は確かにいろいろスキルを教えてくれますが、同じ授業を受けるとどうしても同じような演技になってしまうのではないでしょうか?
スキルを身に着けるという点では非常に効率がいいですが、それに個性をつけていかないと業界では生き残れないというのは、ベテランと呼ばれる声優陣の総意だと思います。
大塚明夫さんなんて著書で「声優になるのはやめなさい」と言ってるくらいだし…(この辺はぜひ本を読んでほしいです)。
故残のアニメファンとして、今の声優ブームは非常にうれしいです。ただ、確かに若手の声優について、声だけ聴いてもよくわからないというのも事実。
沢城みゆきさんは数年前からいろいろとされているそうで、個人的にはかなりすごいなあと思っている方ですからこういう若手も増えていけばいいなあと思います。
林原めぐみさんが言うように「若くて安いから(声優はランク制なので)」だけで使われることの無いようにしないと。これはどんな仕事でもおなじだと思います。
LOGAN感想〜1人の男の戦いについて
ようやく見てこれました。もう文句無し、最高の映画だということはおそらく多くの人が同意してくれるでしょう。
間違いなくキャスティングの時点で勝ち、と言える映画です。17年もの長い間ウルヴァリンを見事に演じてくれたヒュー・ジャックマンには感謝の言葉しかありません。そしてパトリック・スチュワート、ダフネ・キーンにも。この三人だからこそ名作になり得たんだと思います。
ヒーロー物と言う枠を超えた映画で、ラストは自然に泣いていた、この映画に出会えたことを感謝します。本当にありがとう!
それにしても、ここまでヒーローが老いた映画は今後も含めて作れないでしょう。ヒーローだった男の内面が余りにも切なく、信じて来たものの為に戦って来た事全てを否定せざるを得ない状況になり、それでも最後の最後にローラという希望を手にした。
文字通り命をかけたラストバトルの後の2人の別れ。今まで過酷すぎる人生を歩んで来たウルヴァリンはローガンとして初めて安らぎを得たのだと思います。
アメコミの世界は死んでも生き返るのが当たり前だけど、この映画でヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートは卒業を明言しているのでもうちょっと復活はないでしょう。
アメコミの方でもウルヴァリンとプロフェッサーXは今ちょうど死んでいるままなので(変な表現だけど)、代替わりするのか原作どおりになるのか分かりません。でもXーMENシリーズはまだまだ続けて欲しい。魅力的なキャラクターが沢山いるので当然可能だと思います。
それにしてもダフネ・キーンが素晴らしかった。彼女のような新人をキャスティングできる所がハリウッドの強みだと思います。完璧なローラを演じてくれてありがとう!
大人になってから見方が変わったキャラクターについて(若干マニアックです)
人は必ず歳をとりますし、いろいろ経験して大人になります。当然子供時代に比べてたくさん経験し、物の見方も変わります。子供のころは嫌いだったのに、大人になると共感することもたくさんあるわけです。特に働き出し、組織の中で生きていくとね。
という事で大人になって見方が変わったキャラクターをちょっと紹介していきます。
ガンダムファン中ではその行動に問題があったとして、かなり有名なヒロインです。当時は本当に悪女やら頭がパープルトンなど兎に角批判が多かったのを覚えています。
地球連邦政府がアナハイム社に極秘発注したガンダム計画の責任者でした。
初登場時コウ・ウラキに対して冷たく、ガンダムが強奪されたときに「私のガンダムが!」発言。その後ウラキとは恋仲になりますが、昔ガトーと付き合っていたことが発覚。そして最終決戦の時に傷ついたガトーを支えながらコウの前から去る…1年後に釈放されたコウの前に登場します。
「私のガンダム」発言から二人の男の間をふらふらする悪女として、ガンダムヒロインとは思えないほど嫌われていました。
でも、大人になるとわかるんです。最初にコウと会った時、彼はメカマニアの新人テストパイロット。伝説の名機ガンダムを任せられるくらい優秀であれば、それは当然仕事に相当入れ込んでいるんでしょう。目の前でガンダムをいただくって言われたら「私のガンダム」くらい言います(これは監督もそういっています)。それだけ真面目に仕事している証拠なんです。
そしてガトーと付き合っていたことが発覚した後について。昔の恋人が目の前に現れて、しかもテロリスト(軍隊と認定されていないため)。動揺しないほうが不思議です。
最後の決戦時に生身で向かい合った時、怪我をして動けなかったガトーを支えながらコウの元を去るのですが、恋人が目の前で人を撃とうとしているのに耐えられるはずがありません。そもそも彼女は軍人ではないため目の前で殺人が行われるのに平然とできるはずないんです。
そう考えると、彼女のとった行動ってすべて「普通の女性」としての行動なのです。急に紛争に巻き込まれ、その後の人生まで影響を及ぼされた悲劇の女性でもあるのです(ちなみに小説版ではキャラクターの心情がきちんと書かれているため、より理解しやすいと思います)。
登場当時は「写輪眼のカカシ」として忍世界では知らぬものがいないくらいの有名人で、その通り名に恥じない実力の持ち主でした。ナルト達含め里の者からも信頼が厚く、頼られる人物。
物語が進み、ナルトやサスケの実力が上がってきてからは不甲斐ない面が目立つようになり、ネット上ではネタになることも多くなってきてすっかり威厳を失ってしまった感じが。
NARUTOはもともと少年漫画なので主人公が注目され、大人が若干割を食うのはわかります。でもちゃんと見るとナルト、サスケ、サクラの三人の成長がすごいですがちゃんと最終決戦でも指揮を執り、最後までナルト達を導く大人としての役割を果たしています。
それに、大人は迷うし悩むものです。カカシも自身の父が自殺したという事と子供のころに目の前で死んでいった(と思っていた)オビトの件で悩み、葛藤の中で生きてきました。オビトと再会した時はかなり動揺しています(子供のころ死んだと思っていた友人が敵として生きていたんだからそれは当たり前)。
それでもわずかな時間で立ち直り、みんなをまとめて世界を救った点から作中屈指の有能なキャラクターであるといえます。
第四次忍界大戦後に火影に選ばれたのは当然で、大きな戦いが終わった後に必要なのは武力ではなくカカシの知名度とあらゆる問題に対応できる頭脳なのです。
実際に疲弊した里を回復させ、無事に火影の座をナルトに渡したことからも指導者として非常に優秀なことがうかがえます。
3、野原しんのすけ
おそらく日本一有名な5歳児。その年齢からは想像もつかない運動神経の持ち主で、数々のスポーツを華麗にこなすし、恋愛に関しても「子供は趣味じゃない」となな子お姉さんに一途?妹のヒマワリが生まれたときは、みんなの関心が自分からひまわりに行く為、嫉妬心をあらわにしていました。特にアニメ放送序盤には下ネタも多かったため、かつて行われていた「子供に見せたくない番組」アンケートではアニメとして珍しく上位の常連でした。
しかし毎年公開される劇場版は、とても名作が多いことはご存知でしょうか?子供ばかりか大人の鑑賞にもしっかり耐えられる(というか夢中で見る)作品ばかり。毎年楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。
あまり知られていませんが、連載はもともと大人向けの雑誌で行われていたため必然的にネタも大人向けが多かったのです。アニメ開始でその認知度が一般に広がっていったため次第に減っていきました(かといって作品の面白さがまったく損なわれず、むしろ向上したのは素晴らしいです)。
そしてしんのすけの行動って実はかなり子供の行動を忠実に再現しているんです。おそらく子供がいる方はわかるのではないでしょうか?
大人が持っている余計なフィルターがないため、誰にでも平等に接するし、劇場版ではひまわりを文字通り命がけで助けることもしばしば。かなり家族思いのお兄ちゃんです。
いかがでしょうか?まだ多くのキャラクターがいます。一つ言えるのは、キャラクターがきちんと確立しており、その行動や言動に意味があるという事。
現実と同じようにそれぞれの立場を理解しなければ、その行動も理解できないのです。
大人になってから、子供のころに好きだったアニメや漫画を見直してみると当時とは印象が違うキャラクターがいるかもしれませんよ。