ボヘミアンラプソディを見て。

今更ながら見てきました。「ボヘミアンラプソディ」。もう散々感想を言われてますが、それでもやっぱり言いたくなる、そんな素晴らしい映画でした。

 

さんざん言われていますが、メンバー4人がとにかく似ている。特にフレディのそっくりさ。でもただ似ている、と言うだけではなく、演技が素晴らしい!

最初はおとなしげな感じからバンドのメンバーとなり、次第に傲慢になっていき勝手にソロデビューを決め、全てを失って本当に大切なものに気が付く。その心情の移り変わりを見事に表現してます。

 

特に、ソロデビューを告げるシーンは本当に見事。暴言を吐き、一方的に(実質の)解散宣言をするフレディを見事に演じ切ってます。

その後クイーンの大切さに気が付き、メンバーと和解。直後に伝説になっているクライマックスのバンドエイドへとつながる訳ですが・・・多くの方が言っているように、最後の20分は文字通り映画史に残る名シーン。当時の状況をただ再現しているだけではなく、カメラワークと、歌詞の意味がそれまでのフレディの人生を語っているようで心に響きます。これは泣きます。

 

見終わった後に感じたのが、クイーン、そしてフレディ・マーキュリーの言う不世出のアーティストがどれだけ仲間に愛されていたか。使い古された表現ですが失って初めてわかるんだ、と。

 

これは本当に、映画館の大画面で見た方が良いと断言できます。音楽と相まってその迫力に圧倒され、心が揺さぶられること間違いありません。

少しでも興味があるなら、見に行って損はありません!これは近くで応援上映してないかな・・・?

朝倉さやライブツアーファイナル~山形の歌姫

11月23日、山形が誇る歌姫 朝倉さやさんのライブツアーファイナル 山形テルサに行ってきました。

フルハウスとなった会場で、生バンドでの歌は本当に聞きごたえがありました。

 

asakurasaya.com

 

それにしても、5年前にCMで歌声を耳にし、CDを購入した時にはまさかここまでになるとは、本当に感慨深いものがあります。

観客は文字通り老若男女幅広く、年配の方も多いけど子供の姿も多いのが印象的です。

民謡日本一に輝いた実力の歌声はとにかく素晴らしく、心がこもった歌声で泣いている人も。歌で心を震わせる歌手は本当に少ないと思う。

 

今回は観客のチャントも多く、全員で盛り上がれる歌が多くチョイスされていたと思います。

そして最後に「またこのメンバーで帰ってきます」との宣言が!

ファンである我々は、その言葉を信じています。

 

歌手になることを夢見て何の当てもないまま上京し、solayaさんと出会ったことが今の朝倉さやと言う歌手を生んだ最大の要因だと思います。

solaryaさんは他のプロデューサーに相談したら

「民謡の事は出さないほうがいい」

とアドバイスされたと言ってました。

でも、それは違うと思ったsolayaさんは逆に全面的に押し出すことにしたと。

それがどうだったかは今回テルサがフルハウスになったことが証明されていると思います。

だから我々ファンは今回のメンバーでまたライブを見せてくれるその時を待っています。絶対またライブをしてください!

 

趣味がマニアックなのかもしれないという実感

趣味は色々あるが、世間から見た場合、どちらかと言うとマイナーに入る(入ってた)ものが好きになる傾向があるようだ。

 

子供のころ、まず最初に好きになったのは、アニメだ。

当時は夕方16時~18時にアニメをやっていた時代なので、学校から帰ってきたらずっと見ていた。声優にも興味を持ち、いろいろ調べてはどのキャラとこのキャラが同じ人が演じているのか!とびっくりしたりしてた。

 

当然ゲームは好きになり、やりすぎて取り上げられるという事も経験した。

探し出して親がいない時にこっそりやる背徳感を経験したのもこのころで。

 

その後友人に教えられ、プロレスを見始め、そこから人生を学んでいる。橋本真也が好きで、亡くなったときのショックは未だに覚えてる。

 

カプコンからX-MEN対戦格闘ゲームがでたと同時に小学館からアメコミ(X-MEN)の翻訳が本格的に始まり、興味をもって買ってみたらどハマりし、そこから現在に至るまでもうどの位の金額をつぎ込んだかわからない状況に。もう置き場がありません。

 

今あげたものは、現在では結構メジャーになっていると思う。

アニメはクールジャパンの象徴として上げられるし、ゲームはeスポーツとして確立しつつある。プロレスはじわじわと広まり、テレビでレスラーを見ることも多くなった。アメコミも一時沈んだけど、映画のヒットでメジャーになり現在では買いきれないほど翻訳本が出ている(アイアンマンが映画のおかげで一気にメジャーキャラになったのって知られているのかな?)

これらはとても嬉しい。だって色々な情報や本が、手軽に入手できるようになったのだから。

 

しかし。

趣味の中で一つ廃れていっているものがあるのだ。

20歳のころからバイクに乗っているのだが、バイカー人口が減っているのは報道されていたけど、本当の影響は「オフロードバイクの人口(車種も)が激減している」事なのだ。

いわゆる4大メーカー(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ)からも、最早純粋なオフロード用のバイクは片手で数えられるくらいしか出ておらず(そもそもスズキとカワサキからは公道用は出ていない)、海外メーカーの車種を選んだ方が良いくらい。

そりゃスピードは出せないし(100キロ以上だと風圧がつらいし)、未舗装路は少ないし、走ったら汚れるしであまりいいところはなさそうに見えるけど、利点もある。

 

車体が軽くて取り回しは楽だし、公道ではそれほどスピード出さないだろうから影響は少ない。それに整備費もあまりかからず、自分でできる範囲も広い。

何より転んだ時に壊れにくいし、傷がついても気にならない(林道で転んで傷ついても笑って済ませられる)。車体が軽いから燃費もいい。

足つきが…としり込みする人も多いけど、最近は最初からローダウン仕様があったりするので、こちらを選べば安心。

 

当然気を付けないといけないが、渋滞を気にせず移動できるのはバイクの大きな魅力の一つだと思う。路上駐車に厳しいところは多いが、施設であれば簡単に駐車もできる。

移動手段としては非常に優れているはずなのだが…

 

最近ようやく「3ない運動」が廃止されつつある。これを機会でもないんだけど、少しでもバイクに興味を持ってくれると嬉しいなあ。

転ぶのが心配と言う方には、ヤマハからトリシティと言う3輪バイクも出てますよ~


YAMAHA トリシティ155とトリシティ125を試乗比較!byYSP横浜戸塚

 

 

 

進化論は生物だけのものじゃ無い

何でも最近株価がだいぶ上がっているらしい。

つまり、景気が良くなっているということなのだが、残念ながら私はその恩恵に預かってません。というか、私の住んでいる地域はただでさえ最低賃金ギリギリの時給のところが多いので、景気が上向いているという感じは全くしない。

 

前提として

株価が上がっている=好景気

と思ってしまうが、おそらくもうそんな時代では無いのかもしれない。

ここ最近よく言われる、「8人の大富豪の資産総計が世界の半分を占めている」という事から考えれば、

株価があがる=富豪が儲かっている

という事なのだろう。

生活に関係する企業が絞られてきた現在、全ての企業が好景気になることはありえない。

GAFAと言われる、超巨大企業が支配している世界では、ちょっとやそっとの企業では淘汰され、将来性のある企業は買収される。

そして第四の産業革命と言われる現代、日本企業は次第に世界からとり残され、淘汰されていっている。

既に中国の下請けのような仕事をしている会社もある。(そもそも市場規模が10倍以上なので、日用品なら余計恩恵ありそう)

 

AIやロボットが進化していく今、これまでの仕事のやり方では当然遅れていくだけなのだけど、どうも古い人はそれがわからないようで非常に困る。

そして残念ながらその年代が会社の実験を握っているのだ。こりゃ何言っても聞きやしない。

話をすると、考え方が10〜20年前から変わっていないことがよくわかる。こちらが驚いてしまうほどだ。

 

日本の企業で、生き延びる企業は必ずあるが、滅びる所も多く出てくる。変化に追随しないものが滅びるのは、生物でも企業でも同じことなのだ。

平成も終わるので、平成の怪物の話を

ダ・ヴィンチで俳優 安田顕の特集をしていました。しっかりしたインタビューがあり、読
み応えのある記事でした。
今や屈指の俳優となったヤスケン、昔からのファンでも、まさかここまで存在感のある俳優
になると思っていた方は流石に少ないのでは?
ヤスケンは自他共に認める、無類の不器用です。
陶芸をやればぐちゃぐちゃにし、試験をすれば失敗しと枚挙にいとまがないくらい。
でも、多分だから俳優として大成したんだろうな、と思います。
「不器用は器用に勝る」 野村克也監督も言っているこの言葉を体現しているのが安田顕
と言う役者。
不器用だから必死に演技に取り組み、いろんな環境からあらゆることを吸収し、それが消化
されて今にじみ出ている。
だからヤスケンが演じた役は、その人生すら透けて見えてくる。
「怪物」と言われたヤスケンだけど、その意味は昔と今ではまるで違う。
昔はまさに破天荒な意味でだったのに、今では恐ろしいまでに役を演じ切る怪物。
脇役でも主役でも、とにかくその存在感がものすごい。
「ドラバラ鈴井の巣」も、今見るととんでもなく豪華な出演者なんだよなあ。
いつかまた、チームナックス全員が出るドラマをやってほしいものです

監獄帰りから帰ってきたマサ斎藤の事

今更ながら、今年偉大なレスラーであったマサ斎藤さんが鬼籍に入られました。

長年パーキンソン病と戦い、その記事をNunber別冊 プロレス総選挙2018にて読ませていただいたばかりでびっくりしました。

地方ではワールドプロレスリングが遅れており、最近追悼が放送になったので今頃な感じではありますが・・・

 

マサ斎藤さんは、本当に骨の髄までプロレスラーでした。それはパーキンソン病になっても変わりませんでした。

201612月に、マサさんを応援する興行が行われました。

最後に病を押して参加したマサさんがあいさつをするために立ち上がった、その時に。

ホッケーマスクをかぶった「海賊男」が乱入し、必死に立っているマサさんを滅多打ちに!

それに必死に立ち上がり、そして見事に反撃したマサさんの姿は見る者を感動させました。

 

www.youtube.com

 

さて、この海賊男、最近ファンになった方にはいまいちピンとこなかったかもしれません。

(まあ今の時代、ネットで調べればすぐ分かりますが・・・もしくは「有田と週刊プロレスと」で知っているかも)

 

結論から言えば、1988年当時大失敗したこの海賊男のアングルが、まさかこの時代に復活するとは、さすがに驚愕しました。

 

19873.26大阪城ホール大会、メインイベントのアントニオ猪木VSマサ斎藤で乱入し、なぜかマサ斎藤さんに手錠をかけて試合が?な状況になり、結果的に観客が暴動を起こすという。ある意味ものすごいインパクトを残したギミックでしたが、当時下降気味だったテレビの視聴率はまた下降、結果的にゴールデンから移動される遠因にもなったわけで。

 

しかし、30年越しに復活したこの海賊男、考えればマサさんを追い込んだ因縁の相手でもあるわけで、マサさんが立ち向かうには格好の相手であるんです。

これをプロデュースした上井氏の狙いがまさに的中したわけです。

そして今回の海賊男の正体が、マサさんと仲のいい武藤敬司氏だったことが更に会場を沸かせました。

 

30年越しの因縁に終止符を打ったこの時のイベントがマサさんに力を与えていたことを奥さんが証言しています。

戒名も「マサ斎藤」、最後の最後までプロレスラーだったマサ斎藤さん、改めてご冥福をお祈りいたします。

永田と千葉とBOSSと

99日、千葉の東金アリーナ新日本プロレス 永田裕志選手プロデュースによる大会が開催されました。満員の会場でのメインイベントは小島聡選手復帰戦で、第三世代カルテットが集結!全員元気で、非常に見ごたえのある試合でした。

永田選手プロデュース8年目、本当に暖かい、良い大会になったなあ…と感動。

 

永田選手、缶コーヒーBOSSとコラボしたCMに出ています。

www.youtube.com

「俺たちは、消耗品かもしれませんが使い捨てじゃないんです」と、静かに語りかけるこのCMは、自分が年齢を重ねた現在、非常に身に染みる思いがします。

 

ここ数年、新日本プロレスは「過去最高の利益」を更新しており、会場は地方でも満員と

まさに黄金時代。

観客も家族連れやカップルが多くなり、本当に楽しんでいる様子が見て取れます。

(半分女性だというのも、大きな変化です)

 

そんな中、第三世代の4人は試合数も減少傾向にあり、試合順も若い方。対戦相手もヤングライオンなど。つまり、主流ではありません。

 

永田裕志選手は、不遇のレスラーだと思います。

K-1やプライドなどが台頭してきた90年代後半。メインを張るようになってきましたが、このころはプロレス界がかなり揺らいでいました。

そして慣れない総合格闘技に出陣させられ、負けてしまいます。

負けた永田選手はプロレス人気が落ち込んだ原因のように言われることもありました。

それでも、永田選手はリングに立ち続けました。

そして、数多くの激しい戦いを繰り広げてくれました。

落ち込んでいくプロレス人気を、粉骨砕身支えてくれたんです。

 

そして、ようやく人気が復興してきた今、戦いの中心からは離れたと言われるようになりました。

じゃあ、第三世代は新日本に不要なのでしょうか?

いや、そんなことは絶対ありません。

メインかどうかだけでは測れないのがプロレスの面白さ。会場人気はほかの選手に全く引けを取りません。

それに、組織として考えた場合、ベテランが若手をきちんと育てる事が出来るのです。

これだけのベテランがヤングライオンを厳しく攻め立てる、まさに獅子の子を谷底に突き落とし、鍛え上げていっている。その成果は試合を見ればはっきりわかります。

 

最近、新日本プロレスから第三世代がコーチしてくれるトレーニングジムを始めると宣伝がありました。

経験を積みかさねた彼らだからこそ、適切なコーチングができるんだと思います。

 

売上が伸びたとはいえ、まだまだ伸ばさなければいけないプロレス人気。

第三世代の力が必要な時は、まだまだこれからなんです。