今後の仕事について~これからすごく大きな問題になるだろう事

先日東洋経済オンライン見てたらこんな記事があった。

toyokeizai.net

よくテレビで「中国に抜かれたけど、まだGDPは世界3位です!」と誇らしげに言われているけど、分析していくと個人では先進国では最下位(27位)。

3位という順位はただただ人口の多さに支えられているだけなのだという。

そのほかの順位も、同じように「先進国の中で人口が多いから」上位にあるという分析がされている。

はっきり言って悲惨な状況でしょう。先進国中下位なんですから。

例えば今ノーベル賞を連続で受賞して、「日本の研究はすごい!」的な風潮が強いけど受賞した皆さんがそろって「基礎研究の大切さ」を訴えている事はあまり報道が無い気もする。

このままいけばあと10年後には全く受賞できなくなるのではないだろうか?だって人が育ってないんだもん。

 

そしてこの記事。

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TKOの木本さんが聞き手となっている記事で、非常にわかりやすくで読みやすい。

簡単にいけば「これからの日本の人口はとんでもない速さで減っていき、その弊害が物凄く出ますよ」ということ。特に40歳以下の若い人に読んでほしい内容でした。

まあ、ちょっと考えればわかるけど、生涯出生率が2を切れば当然人口は減るよね。家族で考えても、両親の面倒を子供一人で見るのは大変だけどそれが国単位で起きている。

子供に迷惑かけないで施設に入ろう!と思っている人も結局は誰かの子供の世話を受けているのです。

政治家が「女性には子供を産んでほしい」と言って炎上するけど、主張そのものには間違いが無い。ただその為の政策が全く追い付いていないから反感を持たれるのだと思う。

 

この二つの記事を合わせると、

「このまま行くとこれからの日本はGDPやそのほかの順位がどんどん下がる一方になってくる」

と言う、かなり恐ろしい事実が浮かび上がってくる。

 

というか、既にそうなってきている。

 

私も深く考えなかったけど年金の負担額が毎月18%程度。半分は会社負担だけど給料の約1割を支払っている。つまり手元に入ってこないのです。その他にも税金が上がっていっているのはたぶん肌身に感じているのでは?私はとても痛感しています。

これから先、給料は上がらず税金や年金がガンガン上がると思うと絶望する。

 

税金払うの嫌だというわけでは無い。国民の義務でもあるし、それで国を動かすわけだから。

しかし、これから生産年齢人口が加速度的に減り、高齢者がとんでもなく増える。一度減り始めると増やすのはとても大変だっていうのは(たとえが良いかは分からないけど)動物でも同じ、いやお金がかかるという点ではそれ以上に大変だろう。

そもそも人間は動物と違って毎年子供を産むなんてことはほとんどできないし、育てるのに相当お金もかかる。

しかも今は賃金が上がらずに40歳超えた正社員でも(私もそうだけど)びっくりするほど低賃金の人が多い。貯金なんてできないもん。なので子供をあきらめる夫婦も多い。

 

例えば移民の解禁をすればいいのでは?という人もいるけど、たぶん日本に勉強しに来るのは多くても、働くという選択肢はほぼないでしょ。だってさらに低賃金だもん。学んだあとには他の国で働いた方が賢い。

 

と、絶望的な事ばかり書いたけどちょっと待ってほしい。最初の「一人あたりは最低な日本経済」の記事を読むと、あくまで現状で、日本には伸びしろが多くあるとある。

つまり、これからどんどん変えていけばまだまだ向上するということだ。

そのためにはいろいろな事を変えていかなければならないしその為に困難はたくさんあるけど、乗り越えていかないとね。

とりあえず会社の同年代にも言ってるんだけど、まずはいろいろ勉強して選挙に行こうよ。だって参政権をとるためにどれだけの人が命を懸けたか。本当に命がけでこんなにみんな投票できるようになったんだよなあ・・・