人手不足での働き方と、対価について思う事

ちょっと前に話題になりましたこのニュース。

news.careerconnection.jp

 

ファーウェイは中国の通信機器大手なのですが、さすがに初任給で40万円というインパクトに驚いた人もたくさんいます(当然私もその一人)。

日本の一流企業の約2倍ですからそれも当然。これは完全に日本が中国に抜かれた証拠に他ならないのですから。

記事を読むと更に衝撃の事実が。これはグローバルスタンダートに合わせただけの額だとか。

つまり「世界では当たり前」の事で日本人は大騒ぎしているのです。

確かに今後の世界で必要であり、伸びしろも大きな業界なので、人材確保の初期投資だと思えば安い物でしょう。そしてそれすら日本企業はできなくなっている、という事が衝撃でした。

正直な感想として、これからの日本企業はこれまでとは比較にならないくらいの速度で変革が求められ、対応できない企業はどんどん衰退して淘汰されていくだろうな、と思いました。

少し前までは会社の寿命は30年、と言われていましたが、最近は18年なんだとか。この数字は今後どんどん短くなっていくでしょう。それだけ世界の変化が速くなっています。

多くの方が理解している通り、インターネットの登場、そしてスマホの普及によりとんでもない速度で世界は変わりました。

おそらくこれほど急速に普及した端末はないのでしょうか?そしてこれほど世界を変えつつあるデバイスも。

 

人口減少が始まった日本では、これから少子高齢化の加速化が進み、働き手は少なくなります。都心部や地方でも一部の企業で人材確保に力を入れていますが、まだまだぴんと来てない企業も多い印象です(私が働いている会社もそうです)。特に東北地方は人口流出が止まらない傾向があり、じわじわ働き手の不足は進んでいます。

地方の経営者の年代から考えると、高度成長期、大量生産時代の考えのままで経営していて、まだまだ働き手はたくさんいる、という企業が多いのかな?と思ってます。

当然若者は最新の情報をいろいろと持っているし、大学で研究や勉強した事を生かしたい、と思っても地方では生かせないので東京や大都市、海外に行くというパターンが多いのです。

そんな考えと現実の剥離で、不況を理由に給料の据え置きをして低賃金のまま。これでは余計に人材の流出は止まりません。

 

そんな中でいろいろと働き手を確保しようと変化している企業は、元気なところが多いです。どんどんチャレンジをして、失敗したら分析をし、次に生かす。

「リスクを取らないのが一番のリスク」とはよく言ったもので、本当にリスクを取らない会社は弱っている印象が強いです。

正直私もいい歳ですが、若い人にはどんどんチャレンジしてほしいと思います。企業するもいいし、そもそも「働く」という事の考え方そのものを今までから変えてほしいと思っています。

つらい思いをして働くようなところはすぐに抜け出す方がいい。仕事が生活に優先するような社会はそもそも異常なのですから。