ゲームの思い出~アクションゲームから2D格闘ゲームについて

前回に引き続き、少しだけどゲームセンターの思い出を。

私がゲームセンターに通い始めたころは、ストリートファイターⅡが出るちょっと前位。当時はデパートのゲームコーナーによく通っていた。

子供も多く集まるゲームコーナーは結構台数が充実しており、そこになぜか「スプラッターハウス」が置いてあった。

13日の金曜日」のジェイソン似の主人公が「悪魔のいけにえ」の中に入り込んだようなその世界観はとにかく強烈。今でこそX指定のゲームは多々あるけど、当時過激なゲームはまだ少なく、これがゲームセンターにあることは貴重だった。

インパクトだけでなくゲーム性も高く、きちんとパターンを考えて進めていた。週1~2回通いながら少しずつ進めるようになっていき、4か月くらいかけてクリアーできた。初めて1コインクリアしたゲームで今でも大好きである。

 

次のインパクトは、「ストリートファイターⅡ」。いまさら語るべくもないこのゲーム、とにかく人だかりが凄く、なかなかプレイできなかった。

まだまだ腕前はひどく、クリアできなかったと思うが当時はプレイしているだけで楽しかった。リュウを使っていたが、初めて昇竜拳を出せたときはうれしかったなあ。

その後ストⅡダッシュが発売されるタイミングでSFC版のストⅡが発売。運よく発売日に手に入れることができ(確か当時は平日はいつ倍で、当日医者に行ったのでその足で買いに行った覚えがある。同級生に卑怯もの呼ばわりされたなあ)、それこそずっとプレイしていた。

SFC版で覚えているのが、発売したその週末に友人5~6人で泊まり対戦大会してたんだけど、朝起きたらもう既にバトル99(つまり99戦以上対戦していた)。お前らどんだけやってんだよ…

 

ともかくそこからは格ゲーメインでプレイ。「餓狼伝説シリーズ」「KOFシリーズ」「サムスピ」などなど。当然ストⅡシリーズもやっていました。

そんな中カプコンが「X-MEN」を発売。最初はキャラクターもわからず、何だこりゃ?と思っていた所小プロからコミックが出ると聞いて購入。一発でハマりました。

確か攻略本で読んだんだけど、キャラクターがミュータントという事でストⅡではできなかった表現をしてみたとか。

後で知ったのだけど、X-MENのアニメを輸入するタイミングで同時にコミックとゲームが出たので、多分タイアップだと思う。

ともかくこのマーベルシリーズは私の大好きなゲームとなり、「マーヴルスーパーヒーローズ(当時はマーヴル表記でした)」「X-MENvsストリートファイター」などなどめちゃくちゃやりこみました。

特に「X-MENvsストリートファイター」は薄給の中頑張ってゲーメストビデオを購入。その人間離れしたプレイに、こんな動きができるの…?とその時受けた衝撃は今でも覚えている。

残念ながら当時周りではあまり流行らず、たまに対戦台で乱入されてもエリアルレイブも使わないプレイヤーばかりで寂しい思いをしてた。

 

マーベル社はゲーム制作に慣れていないのといろいろと制約が多く、カプコンはいろいろと苦労したそうな。キャラチェックの際「右向きのキャラはわかったのだが左向きのはいつ送ってくれるんだ?(キャラは反転して使うので左右同じ)」と聞かれたり、2Pカラー選定が異常に厳しかったり。

でも、ゲームの出来が良かったためか次第にそういった制約もなくなり、自由にマーベルのキャラクターイラストを描いていいという許可もらったとか。これ実はかなりすごい事なのだ。

一時このVSシリーズは途絶えてたけど、映画のヒットも手伝ってかシリーズが復活し、新作も発売されるといううれしい展開。

そうそう、このゲームだけは当時からアメリカ勢が無茶苦強かった覚えがある。単純にプレイ人口の違いとキャラクターへの愛着だろう。

 

最近は2D格闘ゲームも少し復活の兆しを見せている。それインターネット中継により、プレイが世界中でみられるようになり、エンターテイメントとして確立したから。

思えばアメリカはショーとして成立するのが非常にうまい。大食いや早食いもフードファイターとして確立しているし、プロゲーマーもそうだ。ゲームプレイが職業になるなんて、子供のころには夢でしかなかったのだ。