実は20年以上前からの課題です。
この間のテレビでこんなことがあったようで。
ベテラン声優陣の意見に対しては賛否両論あるみたいです。でもこれ、実は20年以上前から業界では言われていた点で何も最近出た問題ではないんです。
20年以上前のテレビで、故内海賢二さんが養成所を出たばかりの声優に対し、「そんな演技じゃこの業界で生き残れない!」とマジ説教して泣かせるということもあったくらい。
養成所は確かにいろいろスキルを教えてくれますが、同じ授業を受けるとどうしても同じような演技になってしまうのではないでしょうか?
スキルを身に着けるという点では非常に効率がいいですが、それに個性をつけていかないと業界では生き残れないというのは、ベテランと呼ばれる声優陣の総意だと思います。
大塚明夫さんなんて著書で「声優になるのはやめなさい」と言ってるくらいだし…(この辺はぜひ本を読んでほしいです)。
故残のアニメファンとして、今の声優ブームは非常にうれしいです。ただ、確かに若手の声優について、声だけ聴いてもよくわからないというのも事実。
沢城みゆきさんは数年前からいろいろとされているそうで、個人的にはかなりすごいなあと思っている方ですからこういう若手も増えていけばいいなあと思います。
林原めぐみさんが言うように「若くて安いから(声優はランク制なので)」だけで使われることの無いようにしないと。これはどんな仕事でもおなじだと思います。