平成も終わるので、平成の怪物の話を

ダ・ヴィンチで俳優 安田顕の特集をしていました。しっかりしたインタビューがあり、読
み応えのある記事でした。
今や屈指の俳優となったヤスケン、昔からのファンでも、まさかここまで存在感のある俳優
になると思っていた方は流石に少ないのでは?
ヤスケンは自他共に認める、無類の不器用です。
陶芸をやればぐちゃぐちゃにし、試験をすれば失敗しと枚挙にいとまがないくらい。
でも、多分だから俳優として大成したんだろうな、と思います。
「不器用は器用に勝る」 野村克也監督も言っているこの言葉を体現しているのが安田顕
と言う役者。
不器用だから必死に演技に取り組み、いろんな環境からあらゆることを吸収し、それが消化
されて今にじみ出ている。
だからヤスケンが演じた役は、その人生すら透けて見えてくる。
「怪物」と言われたヤスケンだけど、その意味は昔と今ではまるで違う。
昔はまさに破天荒な意味でだったのに、今では恐ろしいまでに役を演じ切る怪物。
脇役でも主役でも、とにかくその存在感がものすごい。
「ドラバラ鈴井の巣」も、今見るととんでもなく豪華な出演者なんだよなあ。
いつかまた、チームナックス全員が出るドラマをやってほしいものです