上原ひろみライブ!
11/27、新潟県民会館で上原ひろみ the trio project のライブを鑑賞してきました。
実は、新潟市に行くのは初めて。本当は少しはゆっくりしたかったけどその前の用事が長引いて、結局遅れてしまい最初の2曲聞けなかった…
しかし演奏を聴くと、もうこの場にいられる幸せを本当に感じていた。
パワフルなので聞く方にも体力がいる、とよく言われるそうだけど、私は真逆で
兎に角落ち着く。極端に言えばあの曲の中熟睡できるくらい体に音が沁みていく。
世界中の人が何度も言っているけど、これほど楽しそうにピアノを弾く人がほかにいるんだろうか?と毎回思う。
たぶん他のミュージシャンもそうなんだろうけど、楽器で会話をしているっていうのがぴったりだろう。特に今回はトリオなので三人で会話しているのがはっきりとわかる。
そして毎回即興で演奏していくのだから、可能ならばせめて国内でのツアーはすべて聞きたいと思う。時間と資金の関係で無理だけどね。
実は今年のツアー、メンバーであるサイモンとアンソニーが体調不良でいろいろ変更になっている。
まあ、幸いキャンセルはなく数多くのヘルプしたアーティストやソロに変更したりしてすべてのステージをこなしているのだけど、それはスタッフの努力も大きいんだろうな、と思ったら違っていました。
詳しいことはパンフレットに書いてあるんだけど、上原ひろみ本人がいろんなアーティストに声をかけて手伝ってもらった、という。
ぶっちゃけて言えばキャンセルしても仕方ない、という状況でもある。何せ今年の演奏はトリオの新アルバムのツアー。当然三人一緒の演奏が前提でした。
それが二人の体調不良だもん。あきらめるという選択肢もありうる中、そんなことは微塵も考えなかったらしい。
考えたのは、どうやって演奏をしていくか。
ヘルプを頼むにも当然みんなスケジュールもあるし、練習も必要だ。
しかも彼女の曲はまた難易度も高い。
でも、多くのミュージシャンが快く演奏してくれた。中には連絡を受けてから1日たたないうちにステージに立った人もいるとか。そんな状況でもみんな「友達が困っているから助けたい」と演奏して、終わったら「本当に楽しかった。またやろう!」と。
なんかみんな、仕事なんだろうけど違うんだろうな。困っている友達を助けて、一緒に遊んでいくみたいな。
それは彼女がいつも真剣に演奏しており、魅力があるから助けるというよりも一緒に演奏できるチャンスを逃したくない、という気持ちなんだろう。
なんだかんだで実は彼女のライブ、3年連続で聞くことが出来ました。
何とか来年も聞けるようにしよう!
削り取られる毎日
毎日仕事で精神が削り取られるのがわかる。
8時間、残業があればそれ以上全力で走っているようなものだ。9割事務処理なので兎に角どんどん処理しなければ終わらない。
そうやっていると、本当に仕事が終わった後に何もしたくなくなる。
毎日その繰り返しで、精神を病みそう。
これが毎日続くと思うと本当に辛い。
さすがに地震はもういいです
今朝の地震はさすがにびっくり。というか地震で目が覚めた。すぐ収まるかな?と思ったんだけどけっこう長く揺れてた。テレビをつけたら当然ずっと津波警報。
今回は幸いほとんど被害がなかったみたいでよかった。でも、現地の人たちは怖かったろうなあ。とにかくテレビでは逃げろの連呼だし。
津波について調べたら、30㎝でも足とられるし、50㎝で歩けなくなるくらいで、1mなんて言ったら大人が流されるとか。
だから50㎝なんて大したことないと思ってると本当に危ないと思った。
今回は最大1.4m。こんなの来たらたぶんみんな流されるもんなあ。
地震はいつ来るかわかんないし、やっぱり避難準備は必要だなあ。用意しようっと。
「仕事」と「作業」について~よく言われることだけど改めて~
よく言われることだけど、日本ではよく働くことが大変で、それが当然という風潮がとても強い。うちの会社でも、とても辛そうに働いている人が大多数だ。まあ私もその一人。ここ数年仕事に対して喜びとか楽しいなんて思ったことは一切ない。
しかし、辛いことを我慢して働くことが当たり前。それを乗り越えてこそ仕事だという考えのもと無理をして働く事が当然となっている。その結果、精神を病む人がすごく多い。うちの会社でも精神的にやられて休んだり部署移動する人がとても多いし、私も最近はもう限界に近い。
しかし世の中にはものすごく楽しそうに仕事をしている人がいる。最早仕事なのか遊んでいるのかわからないような人もいるわけで。
なんでこんなに同じ仕事なのに違うのかと考えていたら分かった。
同じ仕事じゃないからだ。
私のやっていることは「仕事」ではなく「作業」だから辛いのだと。
一応営業なのだが、実際やっていることは膨大な事務処理。しかもパソコンが使えない人が作った書類が多く、非常に非効率的なデータをひたすらいじってメールを返して、色々確認して。
これは仕事ではなく作業の繰り返しなのだ。考えることではなく、処理することがメインである。
これはとにかく辛い。考える必要のない仕事はすなわち作業なのだ。頭を使っていそうで全く使っていない。だから辛いのだ。
で、楽しそうに仕事をしている人に共通しているのは、クリエイティブな仕事をしているという事。すなわち考えることがメインである。考えて作ったりしていることが多いのだ。
これから先、AIの進化により単純作業はどんどんなくなっていくだろうし、今から働くのならクリエイティブなことを志した方が間違いないだろう。
工場は本当に人がいらなくなっていくだろうな・・・と思います。
BSプレミアム 獄門島について
11月19日、BSプレミアムで「獄門島」の新作ドラマが放送されました。横溝ファン、金田一耕助ファンである私も当然楽しみにしており、リアルタイムで鑑賞。
感想としては、とにかく面白かった~!ってな感じです。2時間だけどCMがない分みっちり話が入っているし、突然切られることもない。演者もなかなか豪華だし、きちんと原作に沿っているストーリー展開もいい。
実は原作読んだのしばらく前なので、詳細は忘れているんだよね。でも違和感ないし、何よりあのセリフをきちんと言っていたのがよかった。どうしても獄門島を象徴する台詞だからね。
映像の金田一耕助というと、今でもどうしても石坂浩二版や古谷一行版が有名すぎて、実際今回の長谷川博己版もいろいろ比べられていた。
個人的な感想は、全然問題ないじゃない!と思うのだが比べる人の気持ちも当然わかります。だって両方とも今見てもおもしろすぎるんだもん。特に鬼頭早苗を演じる大原麗子さん、奇麗すぎて金田一でなくても一緒に行こうと言うな、こりゃ。
あと、女優さんの名前がわからなかったけど宿の娘さんもすごい可愛い。明るいしちょっと金田一に好意を持ってる感じも出てて、何気にヒロイン感満載。
でも、今回の長谷川版もそれに負けないくらい良いキャスティングで、しかも丁寧に撮影したのがわかる映像。最後の和尚との対決(と言っていいのか)は、凄いよかった。
推理を披露する場面での金田一の発狂ぶりがかなり話題になっていたけど、前半であった「人が人を殺す理由を知りたい」というのと、復員直後というのが重なって、むしろいい演出だったと思う。原作でも結構興奮する描写が多いし、獄門島の金田一耕助は若いのだからあの位元気があってもいいよね。
・・・まあ、「無駄無駄ラッシュ」にはちょっとびっくりしたけどね。
そして何より最後の電報。
「アクマガキタリテフエヲフク」の文字が!
当然獄門島の反響次第ではあると思うけど、ぜひやってほしい。というかやるのがすでに義務ですよ!このクオリティで作られる長谷川版金田一をもっと見たい!
その上24日からほとんど映像化されていない短編である「百日紅の下にて」「黒蘭姫」「殺人鬼」の3本を映像化と!
なにこの金田一押し。うれしいじゃないの!
それにしても今回、既に発表されてから相当経つのにこんなに横溝ファン、金田一ファンがいるとは嬉しい限りです。これを機に読み始める人も増えればいいな。
しがない会社員のおじさんの実情
よく若者に夢にむかって進もうとか、やりたい事をやれ、とかいう大人がいました。
子供の頃はそれをなんで言っているか全くわかりませんでした。だって先は長いし、そんなこと言われなくても毎日遊んで楽しかった。
それが今やどうだろう?どんな大人になっているだろうと振り返ってみる。
山形の田舎暮らしで、一応工場の営業職で正社員。41歳になり独身で彼女もいない。
当然友人と兄弟は結婚して子供の世話で忙しく、なかなか会えない。
なので休日はたいてい一人で過ごすことが多い。
バイクに乗るので、一人でツーリングに行こうか?とよく考えるのだが毎日仕事で帰るのが遅くなり、そんな毎日では休みの日のことを考える余裕はない。そうなると結局家で溜まったビデオを見てだらだら過ごすのが関の山。
せめて外食でも…と思うのだが、給料も安く外食するのももったいない。
そう、給料も安いのだ。独身でそこそこ働いているというのに、ここ数年給料も上がらない。というかもともと高くないのに40歳を超えて税金がどんどん上がり、結果的に下がっている。残業しないと手取り16万円くらいなのだから生活するので精一杯。
田舎で実家だから何とか生活できるが、そうでなかったらたぶん無理。みんなよく子育てや家買ったりしてるなあ・・・
なのであまり外食もせず、家で過ごすことが必然的に多くなるのだ。
はっきり言って、今後工場で給料が上がることというのは殆どないだろう。だって物が売れない時代だもん。
日本は人口も減ってくるし、グローバルな会社や特徴がある会社でないとどんどん残れなくなってくる。もう大量生産の時代じゃないし、かなり頭を使わないと工場は生き残れないだろう。
にもかかわらず10年以上前の考えで動いている会社が多いこと。なので当然仕事も伸びなくて、負担は若い社員にのしかかる。
ある程度の社員はそこそこ給料もらっているんだけど、私は中途採用なので給料が安いまま止まってしまったのだ。
指示待ち社員が給料高いのははっきり言って頭にくるし、もうやる気も出ない。
なので、同じく稼げないなら好きなことをした方がいいし、それでもしかして稼げるチャンスが生まれる可能性もある。
だから大人は夢を追いかけろと言ってたんだろうな…と、この歳になり思い知った。
若者よ。ひとつ言っておきたい。
「働く」という事が「お金を稼ぐ」事であれば、「会社に入る」事が働くことではない。
人のためになることや、人を楽しませることが「働く」事になるのだ。
そのことは若いうちに知っておいた方が間違いなく良い。
これから私のような想いをする大人にならないためにも、知っておいてほしい。